坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは?

坐骨神経とは、腰椎からお尻を通り、太ももからふくらはぎ、足の先まで通っている人間の体内で一番大きな神経のことを言います。この神経が、何らかの原因により、刺激されたり、圧迫されることによって、痛みやしびれを感じるのが坐骨神経痛です。

 

どのような部分に痛みがあらわれるかと言うと、お尻や太ももの裏側、ふくらはぎや足の裏にまで痛みを感じることがあります。痛みやしびれの度合いはそれぞれで、軽い場合もありますし、重度な物になると、麻痺が起こったりもします。

 

坐骨神経痛の原因としては、脊髄や神経が圧迫されることによって痛みが生じるのですが、大部分は腰椎の椎間板ヘルニアが原因だと言われています。しかし、椎間板ヘルニアだけが原因な訳ではなく、他にも、腰椎の腫瘍であったり、前立腺がんなども原因の一つです。

 

痛みが強く出てしまった場合は、非ステロイド性の消炎鎮痛剤を服用して、安静にしているのが一番良い方法です。薬を服用しても痛みが強い場合は、神経に局所麻酔を注射するブロック注射治療を行います。それでも改善されない場合は、手術を行う必要があるでしょう。

 

中高年の方に起こりやすい病気なので、日常生活で色々なことに注意しなくてはなりません。仕事をされている方が大半だとは思いますが、長い時間、中腰で作業したり、同じ姿勢で作業し続けることはとても危険です。それに、重い物を持ち上げる時にも、注意が必要です。あとは、規則正しい生活・バランスのとれた食事・適度な運動を心がけて生活して下さい。

 

 

ヘルニアの種類(大腿ヘルニア)

以前、鼠径ヘルニアというヘルニアをご紹介したのを覚えていらっしゃいますか?鼠径ヘルニアというのは、俗にいう「脱腸」のことです。思い出していただけましたか?この鼠径ヘルニアに非常によく似た症状なのが、本日、ご紹介いたします「大腿ヘルニア」なのです。

 

これは、その名前からも想像がつくと思いますが、大腿部の大腿輪という部位から内容物が脱出するヘルニアのことを言います。鼠経ヘルニアとは、症状が出来る場所も症状自体も似ている点がありますが、少々、異なっています。

 

まず、ヘルニアが出来る場所に関してみてみますと、鼠経ヘルニアの方は、大腿部・・・つまり足側と下腹側とを分ける線である鼠経部の下腹側に出来るのですが、大腿ヘルニアのほうは、その名前通り大腿部側に出来るのです。

 

また、鼠経ヘルニアになりやすいのが男性であるのに対して、大腿ヘルニアの方は、女性・・・中でも出産経験を持つ中年以降の女性に多く見られるのです。その理由としましては、出産や加齢によって大腿部周辺の筋肉が衰えやすいことが挙げられますでしょう。

 

もうひとつは、女性は男性に比べて、大腿部の動脈が通る大腿管が広いため、腸や卵巣などが入り込みやすいということが挙げられると思います。

 

自覚症状がない場合も多いですが、腿のつけ根に突出してくるヘルニアの内容物は、そのままにしておきますと、元に戻らないまま、締め付けられてゆき、壊死してしまう可能性もあるのです。それを「嵌頓」と言いますが、これについてはまた次回、詳しい説明をすることにいたしましょう。