脊椎分離症とは?

脊椎分離症とは?

比較的若い年齢で、激しいスポーツを行っている方に多く見られる腰の痛みに、「脊椎分離症」がありますが、それではこの脊椎分離症とは、一体どんな病気なのでしょう。脊椎分離症は、脊椎にある椎弓の最も細くなっている部分が分離している状態で、主に第四腰椎と第五腰椎に起こることが多いようです。

 

この原因として、まだ骨が成熟していない少年期にスポーツなどで腰の曲げ伸ばしや捻り運動を繰り返す動作を続けることで、腰へ過度な負担を掛けてしまい、徐々に骨が分離していく「疲労骨折説」が挙げられます。このような分離症だけでは、痛みなどの自覚症状が出ない場合が多いようです。

 

けれど、長時間同じ姿勢で立っていたりすると、分離した箇所が不安定なため、周辺のじん帯や筋肉に負担が集中して痛みが発生してきます。また、腰を反らせた場合や横に曲げたりした場合に、腰の痛みを訴えるケースもあります。脊椎分離症の治療法としては、保存療法がまず第一に挙げられますので、安静にしていることが大切です。

 

安静にしていれば、徐々に骨が繋がっていくでしょう。痛みが強く出る場合には、コルセットを装着して腰椎を固定したり、ブロック注射を行ったりする場合もあります。

 

スポーツが好きな子供が腰の痛みを訴える場合は、この脊椎分離症であることがほとんどです。分離すべり症や椎間板ヘルニアなど、症状が悪化してしまう前に、早目に専門の医師に相談することが大切だと言えるでしょう。

 

 

ヘルニアの種類(横隔膜ヘルニア)

しゃっくりという症状が、横隔膜の痙攣によって起こるということは、多くのかたがご存じのことと思います。ですが、横隔膜が、どこにあるどのようなものであるのかまでご存じのかたはそう多くはないでしょう。この横隔膜のヘルニアについてお話させていただこうと思いますので、まずは、横隔膜とは何か・・・というところからご説明してみたいと思います。

 

横隔膜というのは、胸とお腹を区切っている薄い膜のことを言います。どなたでも呼吸をするときには、この膜が上下しながら呼吸しているのですね。横隔膜が胸とお腹を区切る膜と言いましても、お口の中に入れた飲食物が食道を通って胃にゆき、そこからまた腸へと進んでいかなくてはなりませんから、横隔膜には、そういった消化器を通すための孔が開いていないといけませんし、太い血管などを通す孔も必要ですから、そういった孔がいくつか開いています。

 

ところが、横隔膜ヘルニアにおきましては、この孔が原因になるわけです。胸に強い打撃を受けるなど、何らかの原因によって横隔膜が裂けることがあります。そうしたときに、それまで横隔膜によって上下に分けられていた臓器が裂け目からはみ出してしまいます。

 

それを、横隔膜ヘルニアと呼んでいます。また、先天的な場合が多いものとして「傍胸骨孔ヘルニア」というのがあります。これは、本来ならばしっかりと胸骨にくっついている筈の横隔膜のつながりが弱くなり、そこに臓器が侵入してくることによって起こるヘルニアです。

 

他にも、横隔膜系のヘルニアとして、「ボックダレック孔ヘルニア」や「食道裂孔ヘルニア」というのがあります。