ぎっくり腰

ぎっくり腰の鍼灸治療って?

中国発祥の鍼(はり)と灸(きゅう)を用いて病気やけがの症状を癒やす方法は、遣隋使や遣唐使によって日本にもたらされたといわれています。奈良時代の律令制の組織図には、医療部門である「典薬寮」に「医博士」「針博士」「按摩博士」「呪禁博士」という役職名が併記されています。

 

このことからも、鍼治療がすでに公的な医療として認められていたことがわかります。日本の鍼治療は、その後の長い歴史のなかで、独自の発展を遂げました。髪の毛よりも細い極細針の開発など治療用具の改良も、日本ならではの成果の一つです。

 

そして、施術を行うことができるのは、医師および鍼灸師の国家資格を取得した人に限定されています。日本における鍼灸治療の実績は、身体への負担が軽い治療法として、今や国内だけでなく世界的にも高い評価を得ています。

 

ぎっくり腰になったときは、最初の一撃から二日ほどして、冷却による炎症鎮静が不要になった頃から、鍼灸治療を活用するとよいでしょう。鍼灸治療では、ぎっくり腰によってダメージを受けた腰の周辺だけでなく、痛みの系統となる経路が集まるツボに刺激を与えます。

 

そうすることで、もともと体に備わっている治癒力を高めることができるのです。なお、ツボに刺激を与えた結果、痛みに対する感覚も敏感になって、治療後に炎症とは別の痛みを感じる人もいるようです。

 

そのため、ぎっくり腰の痛みの解消を期待して、例えば翌日から仕事に復帰予定というときに鍼灸治療を受けるのはあまりおすすめできません。特に、鍼灸を初めて受ける人の場合は、治療後のリアクションのことを考慮しておくとよいでしょう。

 

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専門治療を受けるかどうかの判断

突然の激痛に襲われて本人も周囲の人も驚いてしまうぎっくり腰ですが、その治療法としては安静がいちばんとされるため、特に病院で治療をしなくても完治します。

 

けれども、つらい痛みが一定期間以上ひかない場合や、腰の痛み以外の不快症状がある場合には、病院へ行って診察を受ける必要があります。ぎっくり腰になった後、横になって安静にしているときに次のような自覚症状がある場合は、整形外科あるいは内科の医師に相談しましょう。

 

女性の場合には、婦人科に行くのもよいでしょう。

 

・熱が高くなり、寒気がする。
・腰から足先にかけて、しびれを感じる。
・左半身と右半身で痛み方に差がある。
・ひどい頭痛がする。
・心拍と同じリズムで、痛みの強弱がある。
・背面だけでなく、腹部のほうにも痛みを感じる。
・下腹部に痛みがあり、横になっていても下半身が重たい感じがする。
・飲食物をもどしてしまう。

 

ぎっくり腰で受けた腰のダメージが少し回復して、一人でトイレに行けるようになったときも、次のような自覚症状に注意して、心配に感じる場合は病院で相談したほうがよいでしょう。

 

・排尿時に違和感がある。
・腰の痛みが軽減しても、下腹部の痛みが残っている。
・歩行時に違和感がある。

 

このなかで、歩行時の違和感については、カイロプラクティクや整体院での施術を受けると改善されることがあります。もともと慢性的な腰痛があった人の場合は特に、ぎっくり腰になったのをきっかけにして、背骨のゆがみチェックや姿勢の矯正指導を受けておくとよいでしょう。

 

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