ぎっくり腰

ぎっくり腰の治療で手術が必要?

ぎっくり腰を急性腰痛症と定義するならば、ぎっくり腰の治療で手術が必要となることはありません。しかし、ぎっくり腰と同様の激しい痛みが、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、変形性脊椎症などを原因として起こり、保存療法や代替療法、ブロック注射での治療での改善がみられない場合は、手術が検討されます。

 

手術では、痛みの全面解消という大きな効果が期待できる反面、筋力低下などのリスクを伴います。また、入院中の仕事や費用の心配など、経済面および精神面での負担もかかります。

 

そして、すべての人に望みどおりの結果が出るという保証もないので、手術をするかどうかについては医師との十分な相談と慎重な検討が必要です。手術は、主に次のような方法で行われています。

 

・レーザー治療(PLDD)
椎間板内の髄核をレーザーで取り除き、突出髄核を引き戻します。所要時間は約15分〜30分で入院も不要ですが、保険適用外のため数十万円の費用がかかります。

 

・PN法
局所麻酔をして背中から細い管を通し、突出した髄核などを取り除きます。後遺症のリスクが低い手術として実績があり、健康保険が適用されます。所要時間は約一時間で、入院は不要あるいは一泊程度です。

 

・LOVE法
全身麻酔をして背中を数センチ切開し、腰椎の一部削除と突出髄核の摘出をします。所要時間は約30分〜1時間、二週間〜一か月の入院が必要です。

 

・MED法
1995年から米国で採用されている手術法で、内視鏡を用いて行われます。切開部分が1.5センチほどで行えて、周辺組織への影響が少ないため、術後の回復が早いというメリットがあります。

 

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ぎっくり腰と似た症状(内科疾患)

ぎっくり腰と同様のつらい腰の痛みは、主に整形外科の範疇とされる疾患以外の、例えば内臓の病気が原因で起こることもあります。

 

そのため、最初は瞬間的に感じた激痛であっても、安静による改善がみられない場合や、つらい痛みに繰り返し襲われるような場合には、内科を含めた総合的な診察が必要となります。女性の場合は、婦人科の診察も含めるとよいでしょう。

 

そこで、ぎっくり腰と同様に腰に激痛を生じることのある病気を、痛み方の特徴とともにまとめてみました。

 

・腰から背中に上っていくような痛み、腰からわき腹にかけての痛み…急性腎盂腎炎、腎結石、胆嚢炎、総胆管結石。
・下腹からの痛みが腰や背中に伝わるような痛み…腎結石、尿管結石、膀胱炎、遊走腎、前立腺がん。
・腰の高い位置を中心とする痛み…急性胃炎、胃潰瘍。
・腰に重みを感じるような痛み…子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がん。
・腰痛と同時に腹痛があり、心拍と同じリズムで襲ってくる痛み…腹部大動脈瘤、急性大動脈破裂。
・背骨に沿って首すじから腰まで突き抜けるような痛み…心筋梗塞、くも膜下出血。
・主に体の外側に感じるような痛み…帯状疱疹(ヘルペス)、神経痛。

 

このほか、自律神経失調症や甲状腺機能低下症などの症状として、つらい腰痛が起こる場合もあります。

 

なお、更年期にさしかかった女性や高齢者の場合、慢性的な腰痛への慣れによって病気の早期発見を遅らせてしまうことがあります。つらい腰痛が起こったときには、ぎっくり腰というほどの激しい痛みでなくても、早めに病院へ行くとよいでしょう。

 

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