ぎっくり腰

ぎっくり腰に効果がある湿布薬は?

ぎっくり腰になってから二〜三日間は、腰の周辺を冷やすことによって炎症を鎮めるのがいちばんですが、症状に応じて湿布薬を併用するのもよいでしょう。痛みがまだ激しくて冷却している間は、湿布薬ももちろん冷感タイプのものを使用します。

 

冷感タイプの湿布薬には、血液の流れを緩やかにして、ダメージを受けた部分の炎症を鎮め、痛みを緩和する薬効成分が配合されています。なお、冷感湿布の清涼感は、メントールなどによる感覚的なものであって、実際に皮膚を冷やす効果はありません。

 

そのため、単に冷やすことが目的ならば、冷却パッドを使うだけで十分です。

 

痛みがかなり緩和されて腫れや熱もない場合は、ぎっくり腰になってから三日目の夜頃から、温熱タイプの湿布薬にチェンジするとよいでしょう。

 

温熱タイプの湿布薬は、消炎・鎮痛作用のあるサリチル酸グリコールを主成分として、ノニル酸ワニリルアミドなどの皮膚を刺激して血行を促進する働きをする成分を配合したものが多いようです。ぎっくり腰の回復期に入ったら、腰や下半身の血行を良くすることで、痛みの解消と回復のスピードアップをはかることができます。

 

大判の湿布薬は、そのまま腰にベタッと貼り付けるのではなく、剥離シートのはがしやすい方向で縦長にカットしてして横向きに並べて貼ると、皮膚につっぱった感じがしあまりしません。

 

なお、皮膚が弱くて湿布を使用するとかぶれてしまう人は、湿布薬とほぼ同じ成分で液状タイプのものを使うとよいでしょう。薬効成分が強めに配合された、ロールオンタイプの商品もあります。

 

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ぎっくり腰と似た症状(整形外科疾患)

つらい腰痛を引き起こす疾患のなかには、その症状が短期間に重く出て、ぎっくり腰と同じような激痛に襲われることもあります。そのため、ぎっくり腰だと思って安静にしていても痛みが引かない場合や、しびれなどの症状がある場合には、病院での診察を受けたほうがよいでしょう。

 

・椎間板ヘルニア
椎間板は、背骨の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨です。その椎間板が、覆っている繊維を突き破って、本来の位置から飛び出してしまう疾患が椎間板ヘルニアです。飛び出した椎間板が周りの神経を刺激し圧迫するため、ぎっくり腰と同様の激しい痛みのほか、しびれなどの症状が出ます。病院によっては、椎間板ヘルニアの初期症状をぎっくり腰の一つとするところもあります。

 

・脊椎圧迫骨折
ケガあるいは骨粗鬆症の影響によって、脊椎を構成する骨が押し潰されて変形する疾患です。押し潰された骨の周辺にある筋肉や神経が刺激されて炎症を起こすため、つらい痛みが出ます。圧迫骨折は通常の骨折と異なり、一度潰れてしまうと元の形には戻らないため、圧迫された状態で骨が落ち着くのを待つことになります。

 

・腰部脊柱管狭窄症
脊髄を収める脊柱管が狭くなって中にある神経を圧迫する疾患で、腰や脚の痛みとしびれ、麻疹などの症状が出ます。

 

・腰椎分離すべり症
腰椎がゆるやかな連続から外れて、前方に移動してしまう疾患です。本来の位置からずれたことで、周辺の筋肉や神経が刺激され、腰と脚に痛みやしびれが生じます。

 

ほかにも、悪性腫瘍や化膿性脊椎炎などの疾患によって、ぎっくり腰に似た激痛を感じることがあります。

 

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