ぎっくり腰

ぎっくり腰の痛みを冷やして和らげる?

腰の痛みの場合、温めるのと冷やすのとどちらがよいのか迷う人も多いでしょう。また、温めたら痛みが和らぐと思って温湿布を貼ったら痛みが増したという経験がある人や、反対に冷湿布を貼ったのに痛みがまったく軽減できなかったという人もいるでしょう。

 

こういったことは、それぞれ痛みの原因とのミスマッチによって起こります。例えば、腰がこわばって痛むのは血行の滞りが主な原因のため、腰を温めて血行を改善すると緩和できます。

 

ぎっくり腰の場合は、痛みの原因が炎症なので、冷やすことで炎症を鎮めるのがいちばんです。医学の定義では、炎症について発赤、発熱、疼痛、腫脹、機能障害の五つを主体とする症状としています。

 

また、炎症というのは、損傷を受けた部分を修復しようとして白血球が一斉に集まる生体反応だということもわかっています。したがって、ぎっくり腰になったときにも、損傷を受けた範囲に炎症が生じて、その範囲が広いほど痛みも激しくなります。

 

そして、その痛みの激しさは、体本来の治癒力が働いている証拠ともいえるでしょう。ぎっくり腰になった際は、炎症の広がりを抑える意味でも、できるだけすぐに冷やし始めるとよいでしょう。

 

外出先などで氷や冷却剤が手に入りにくい場合には、水でしぼったハンカチやタオルでもかまわないので、体温より少しでも低くなるように腰を冷やし続けましょう。

 

家庭で冷やすときは、パッドタイプの冷却剤を使うとよいでしょう。濡れタオルをたたんでビニール袋に入れて冷凍庫で凍らせておくと、たびたび取り替えることができて便利です。

 

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ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰には、三つの主な原因があると考えられています。

 

まず一つ目の原因は、脊椎のゆがみです。
ご存じのとおり、人類は進化の途中で直立して二足歩行になったため、骨格には四足歩行だった頃の性質を補う機能が備わっています。脊椎のS字カーブもその一つで、頭部を支える首は前方に、胴体を支える背中は後方に、上半身と下肢のつなぎ目である腰は前方にカーブしています。

 

そして、体のさまざまな動きや力の入れ方に合わせて、ぴんと伸びたり緩んだりして体を支えているのです。しかし、姿勢の悪さや無理な動きの連続から、腰の部分が垂直に近い状態や後方に反った状態になると、腰にかかる負荷が大きくなってしまいます。

 

二つ目は、骨と筋肉の弱体化です。
脊椎のS字カーブや腰骨をしなやかに保つためには、骨の強度とともに周辺の筋肉の弾力が必要です。ところが現代の生活では、運動不足による筋肉の減少、栄養不足による骨の空洞化、疲労の蓄積などによって、筋肉も骨も弱体化が進む傾向があります。そのため、脊椎や腰骨が十分なしなやかさを保つことができす、ぎっくり腰になる人も増えているのです。

 

三つ目は、体重の増加です。
体重は、ほかの二つの原因との関係でぎっくり腰の大きな原因とされています。上半身と下半身とのつなぎ目にあたる腰は、骨格のなかでも最も負荷が高い連結ポイントです。そのため、骨や筋肉が弱体化する一方で体重が増えると、体を支える力が腰骨周辺の筋肉に常にかかるようになります。そこへ重たい荷物を持ち上げるなどの無理な力がかかることで、ぎっくり腰になってしまうのです。

 

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